蚊に刺されても痛くないのはなんで?

生物
  • 答えは、針がとても細いから。
蚊学の力!

  • 皮膚には痛みを感じる「痛点」というセンサーがある。
  • 1センチ四方あたり100~200個ほど埋まってる。
  • これが刺激されると、痛みを感じる。
  • 蚊の針は1ミリの10分の1より細い髪の毛程度の太さしかない。
  • ゆえに、皮膚の痛点に当たらずにすみ、痛みを感じないってわけ。
  • 蚊の針は、血を吸う針のほか、のこぎりのような針も一緒に束になっている。
  • 切れ味のよい「のこぎり」で皮膚を切る。
  • これもまた痛みを感じにくい理由の一つ。
  • じつは「蚊をまねた痛くない注射針」も開発されていたり。
  • のこぎりのしくみや針の太さが工夫されているよ。
  • ちなみに「血を吸うのはメスの蚊だけ」って知ってた?
  • 卵を産むためにたくさんの栄養が必要だから血を吸うんだって。
  • 蚊に刺されるとかゆくなるのは「アレルギー反応」
  • 蚊は、吸った血が固まらないように、だ液を注入してる。
  • 体には「抗原抗体反応」というしくみがある。
  • 害になりそうな物質から体を守る。
  • これが強く起こると、じんましんや呼吸困難などのアレルギー反応が出る。
  • 蚊に刺されてかゆくなるのは、皮膚にアレルギー反応が起こるから。
  • 花粉症でくしゃみや涙が止まらなくなるのも、アレルギー反応の一種ね。
  • それから、蚊は「病気を運ぶ」
  • 日本脳炎、マラリア、デング熱、ジカウイルス感染症など。
  • 病気にかかった人の血を吸った蚊が、別の人を刺すと病気がうつってしまう。
  • 地球温暖化で蚊の生息範囲が広がる恐れも心配されているよ。

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