- 答えは、初の太陽極域観測に挑むソーラー・オービターが打ち上げられたよ。
君に私の謎が解けるかな、ソーラー・オービター君!
- ソーラー・オービターは2020年2月10日に打ち上げられた探査機なんだ。
- ESA(欧州宇宙機関)とNASA(アメリカ航空宇宙局)が協力して運用する。
- その主な目的はなんと「太陽の極域付近の観測を初めて試みる」こと!
- 2022年8月には太陽-地球の3分の1の距離まで近づく。
- 2025年3月には極域に初接近する。
- 2029年7月には高緯度から極域の観測に挑む。
- ――って予定されてるね。また、2018年打ち上げの別の探査機とも連携。
- (パーカー・ソーラー・プローブがすでに太陽の観測を続けているよ)
- 「太陽大気のコロナが高温になるメカニズム」
- 「太陽風の荷電粒子がどのように放出されるのか」
- ――など、まだまだ多い太陽の謎の解明を目指す!
- ソーラー・オービターは金星と地球の重力エネルギーを使って加速。
- 太陽の赤道面から離れ、太陽の自転軸の周りを斜めに周回するよ。
- こうすることで太陽の「北極と南極」、2つの極域を観測できるんだ。
- 2025年3月には太陽の赤道面に対して17°の角度から極域を観測。
- その後、金星の重力を使って角度を増やしていく。
- そして2029年7月には赤道に対して33°の軌道から観測を予定してる。
- ソーラー・オービターは太陽に計22回接近する計画ね。
- 水星軌道の内側にまで入ると太陽光の強さは地球の13倍にまで達する。
- これすなわち、500℃の高温に達する!
- ゆえに観測装置を保護する耐熱シールドを太陽面に向けて飛行。
- 最接近の際には太陽電池パネルがダメージを受けないようにパネル面を回転。
- 直射日光を避ける工夫が凝らされているよ。
- 太陽の近くを周回しながら観測すると太陽の北極や南極の時間変化がわかる。
- それは、これまで把握が難しかったことの一つ。
- それから太陽はほぼ11年周期で活動レベルが変化していることが知られてる。
- 周期途中で北極と南極の磁場が逆転する際の極域の変化に関心が高まってる。
- 地球環境にも影響を及ぼす太陽フレアが起こるしくみも解明されるかも?
- がんばれ! ソーラー・オービター! 太陽極域観測の使命を果たせ!
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