地球温暖化で南極の氷が減るとペンギンが増えるってなんで?
地球温暖化で南極の氷が減るとペンギンが増えるってなんで?
- 答えは、人間には都合の悪い地球温暖化はペンギンには都合がいいみたいね。
- 地球温暖化、地球温暖化っていうよね。
- 地球温暖化の影響から、今後、北極や南極の氷が減少するって予測されてる。
- こうした変化は、人間からしたら「問題だ!」って考えられてるよね?
- ところが南極の氷の減少はアデリーペンギンにとっては好都合みたい。
- GPSやカメラをアデリーペンギンの背中に装着、繁殖期の行動を調査したんだ。
(国立極地研究所の渡辺佑基准教授らの研究グループによる報告)
(アデリーペンギンの繁殖期は12月~1月)
- 調査は2010~2017年の間で4回行われ、海氷(海を覆う氷)との関係を分析。
- 通常だと、調査海域はぶ厚い海氷に閉ざされているんだけど……
- 2016年から2017年にかけての繁殖期は「海氷が沖合に流されてた」んだって。
- 海氷があるとペンギンはその上を歩いて移動しなきゃならないからね。
(ご存知の通り、ペンギンは歩くのあんまし速くないからね。足短いからね)
- 海氷がないと泳いで早く移動できる!
- ――と、より広い海域でエサを探せる!
- さらに、海氷に遮られずに海の中まで日光が届く。
- ――と、普段よりも多くの植物プランクトンが発生する。
- ――と、この植物プランクトンによってペンギンのエサのオキアミも増える。
- ペンギンは豊富なエサを食べることで、栄養状態が良くなるね!
- ――と「繁殖が成功する確率が高くなる!」ってわけね!
- 人間にとっては「早くなんとかしないと…」な地球温暖化問題。
- アデリーペンギンにとっては逆に都合がいいのかもしれないね。
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