- 答えは、巨大彗星が土星に引っぱられて壊れたから。
- 土星に輪があるのは有名だよね、たしかに何でできているんだろうね?
- じつは土星の輪は「数え切れないほど多くの氷」でできている!
- それらが土星の周りをグルグル回ることで輪に見えているんだ。
- (一つ一つの氷の大きさは、数cmから数mまで大小さまざまあるよ)
- じゃあ、そもそもなんで輪があるんだろうね?
- まずは「天体の並び」ね。
- 太陽から遠い所から「水星、金星、地球、火星」がある。
- もっと遠くにいくと「木星、土星、天王星、海王星」が。
- もっともっと遠くにいくと冥王星などの太陽系辺縁天体と呼ばれる天体が。
- 太陽系辺縁天体には氷を多く含むものもたくさん。
- さらに、太陽に近づく軌道を持つ天体も存在する。
- 例えば、彗星と呼ばれるような天体もそんな軌道を持っているんだ。
- つぎに「惑星の重さ」ね。
- 太陽系で一番重い惑星は木星で、その重さは地球の300倍ほど。
- そのつぎに重いのが土星で、地球の100倍ほど。
- 天王星や海王星も地球の15~17倍ほどの重さがある。
- そして「重い惑星ほど強い重力を持ってる」
- そのため重い惑星は、彗星などの天体を強い重力で引き寄せることができる。
- (彗星は惑星を横切るように飛んでるからね)
- すると惑星に接近した天体が、ぶつかる前に強い重力で壊れることがある。
- (これを「潮汐破壊」っていうよ)
- こうしてバラバラになった破片が惑星の周りを回るようになって、輪になる。
- 以上のことから、土星がほかの惑星よりも立派な輪を持っているのは――
- とくに大きな彗星が土星に近づきすぎて、強い重力により壊された。
- その破片の一部が土星の周りを回りながら衝突を繰り返した。
- 結果さらに壊れ、望遠鏡で見られるような輪になった。
- ――って、考えらえているよ。
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