台風が起こるのはなんで?

科学
  • 答えは、台風は海からもらう水蒸気で起こるよ。
台風が来るとワクワクしない? ……いや、さすがにこれは大きすぎるけど

  • 毎年夏や秋に、南の海からやってくる「台風」。
  • 強い風や大雨で私たちの暮らしに大きな被害が出ることもあるよね。
  • そんな台風が起こるのはなんで???
台風が起こるしくみ
  1. 太陽の熱で海面が温められ、大気がたくさんの水蒸気を含む。
  2. 同時に大気も暖められ、暖められた大気は上昇して、水蒸気は雲になる。
  3. 雲ができるときにまたたくさん熱が出て、さらに大気が暖まる。
  4. すると、上昇気流が発生して、雲は積乱雲となる。
  5. この積乱雲が集まって回転し、台風(熱帯低気圧)になる。
  • だから、台風は「暖かい熱帯の海の上」で起こるんだね。
  • 台風が回転するのは、周りから流れ込んでくる空気の影響を受けるから。
  • 地球は自転しているため、北半球では空気の流れは反時計回りに回転する。
    (南半球では時計回り)
  • そうして最大風速が秒速17メートル以上になると「台風」と呼ばれるわけ。
  • じつは、台風は夏や秋だけじゃなくて、冬でも起こっている。
  • 台風が発生する海は、冬でも暖かいからね。
  • ただし、水温がより高い夏の方が数が多い。
  • しかも、冬は「太平洋高気圧」がないので、台風は日本にはやってこない。
    (太平洋高気圧は、日本に夏をもたらす南から吹いてくる風のこと)
  • 日本には台風が来るけど、アメリカにはハリケーンが来るよね。
  • ハリケーンと台風の違いは知ってる?
ハリケーンと台風の違い(1)
  • 台風……………北太平洋の西半分で強まった熱帯低気圧
  • ハリケーン……北太平洋の東半分や北大西洋で強まった熱帯低気圧
  • 起こる場所によって名前が違っているだけで、両方とも熱帯低気圧なのね。
    (ちなみに赤道付近では発達して強まる場所によって違う名前がつく)
  • それから、最大風速の違いがある。
ハリケーンと台風の違い(2)
  • 台風……………最大風速が秒速17メートル以上
  • ハリケーン……最大風速が秒速33メートル以上
  • 台風よりもハリケーンの方が強いって言い方もできそうね。
  • 最近は「地球温暖化で台風は強くなる」といわれているよ。
  • 理由は「台風のエネルギー源である大気中の水蒸気の量が増えるから」
  • 最大風速が秒速59メートル以上の非常に強い台風が増えるんだって。
  • ちょっと不安だよね(とはいえ台風が来るとワクワクしちゃうの私だけ?)

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