- 答えは、ワサビのアリルイソチオシアネートには強い防虫効果があるよ。
くらえ！！ 私のアリルイソチオシアネートォォォ！！！
- 奴は赤茶色でツヤツヤした体をしてる。
- 特定外来生物に指定されてる憎いあんちくしょう。
- そう、南米原産ヒアリ！
- 2017年日本国内で初めて確認されて以降、いろんな都道府県で目撃されてる！
- ヒアリは「毒を持つ危険なアリ」……だけじゃなくて「在来の生態系を乱す」
- ヒアリの定着だけはなんとしても食い止めなければ！
- ヒアリは港周辺で目撃されてる……。
- つまり「海外からの貨物コンテナに紛れ込んで侵入した」と考えられるね。
- このコンテナに潜むヒアリを、安全で手軽に駆除する方法はないものか……
- そこで注目されたのがなんとワサビ！
- ワサビに含まれるアリルイソチオシアネートには強い防虫効果があるって話。
- ただしアリルイソチオシアネートは「揮発しやすい成分である」って特徴も。
- （揮発は「通常の温度で液体が気体になる」こと）
- しかし近年、この成分を小さな穴を持つマイクロカプセルに封入する技術が。
- そして開発された「ワサビ成分入りヒアリ駆除用防虫剤」！
- （兵庫県立人と自然の博物館、国立環境研究所などの研究グループが開発）
- 実験では、ガスを通さないプラスチックの袋を用意。
- そこへヒアリのいるダンボール箱と一緒にワサビ成分入りカプセルを封入。
- カプセルから出るワサビ成分で24時間燻した。
- すると「すべてのヒアリが死んでいた」ことが確認できた！
- このワサビ成分は「人体には無害」
- なので、港でのヒアリ駆除に活用できるって期待されているよ。
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