- 答えは、バーベキューの炭は特別な燃やし方でつくるから。
- 燃えるとは、物質が空気中の酸素と化学反応をする現象のこと(燃焼)
- 木を構成しているセルロース繊維中の炭素や水素といった元素。
- これらは木を「普通に燃やす」と空気中の酸素と結びつく。
- すると二酸化炭素などのガスになって空気中に消えていく。
- 残るは燃えカスの灰ばかり。
- これに対して、炭をつくるときは「密閉状態の窯の中で蒸し焼き」にする。
- こうして燃焼すると酸素はすぐなくなる。
- すなわち炭素はすぐ酸素と反応できなくなるよね。
- 結果、セルロース繊維の大半を占める炭素がそのままの形で残ることになる。
- すなわち炭とは、木が形を留めたまま炭化したものなんだ。
- (炭化=炭素の塊になること)
- こうしてできた炭は加熱すると300℃くらいで発火する。
- 空気中の酸素と化学反応を起こして二酸化炭素をつくりながら静かに燃える。
- 炭は木の中の維管束(水分などが流れる部分)の構造を多く残してる。
- 全体に小さなすき間が多く、酸素が供給されやすく、よく燃えるってわけね。
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