スピノサウルス水棲説が唱えられているのはなんで?
- 答えは、背中に大きな帆があるし、証拠になりそうな事実も見つかってるよ。
- 背に大きな帆を持つことで知られる恐竜といえば?
- そう、スピノサウルス(Spinosaurus)!
- 「スピノサウルスは恐竜類としては珍しく、主に水中で暮らしていた」
- ――と、近年の研究で指摘されているよ。
- これは「スピノサウルス水棲説」といえる「仮説」なんだ。
- この仮説の証拠となる可能性がある事実も発見されている。
(イギリス・ポーツマス大学のトーマス・ビーバー博士たちによる報告)
- それは、スピノサウルスの「歯化石が見つかった場所とその数」なんだ。
- そのスピノサウルスの歯化石は「河川でできた地層」から見つかった。
- でも、河川でできた地層で化石が見つかるイコール水棲、とはいえない。
- だって、陸棲の恐竜でも死体が河川に流されていた可能性もあるからね。
- 実際、同じ場所から魚の化石の他に陸棲恐竜の歯化石も発見されてるよ。
- でも、その場所ではスピノサウルスの歯化石が圧倒的に多かったんだ!
- このことから「スピノサウルスが水中で過ごしている間に抜けたものでは?」
- ――って、考えられそうだよね!
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