- 答えは、特別な臭いのついた道だけを通るから。
- アリの行列は夏によく見かけるよね。
- たくさんのアリが同じ道を行ったり来たりしてる。
- アリの種類にもよるけど、数mから長いと数km以上の大行列になることも!
- 人がつくる行列は時間とともに場所が変わることもよくあるね。
- でもアリの行列はピタッと同じ道を通る。……なんでだろうね?
- これは、人とアリとで行列のつくり方が違うから。
- 人は、後ろの人が前の人の位置を目で見て確認して、その後ろについていく。
- アリは、行列になってる所に「道しるべ」になる特別な臭いをつけてる。
- たくさんのアリがその臭いをたどって歩くことで、自然と行列になるんだね。
- この臭いは「道しるべフェロモン」と呼ばれてる(そのまんまだね)
- エサ場と巣を結ぶ行列の場合。
- エサを最初に見つけたアリが道しるべフェロモンを出しながら巣に戻る。
- と、他のアリが道しるべフェロモンに気づいて、その臭いをたどってく。
- エサにたどり着くと同じ道を道しるべフェロモンを出しながら巣に戻る。
- こうして複数のアリが道しるべフェロモンを残す。
- すると、ますます臭いが強くなる。
- より多くのアリが同じ道を歩くことになるんだね。
- 道しるべフェロモンは揮発性の油だから時間が経つと蒸発してなくなる。
- だから巣に持ち帰るエサがなくなると、道も自然になくなる。
- おかげで無駄足を踏むアリが出ないですむ(うまくできてる)
- ちなみに「フェロモン」とは。
- 生物がつくって体の外に放出し、同じ種類の生物に影響を与える物質のこと。
- アリは道しるべフェロモンの他に「警戒フェロモン」なども使ってるよ。
- (警戒フェロモンは、敵が来たときにそのことを仲間に知らせるよ)
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