- 答えは、巻貝を上手に食べるため。
- 人間を含む脊椎動物が持つあご――
- 上あごと下あごが蝶番のように開閉する共通の構造をしてる。
- しかしアジアに分布するセダカヘビの仲間のあごは上下と左右に分かれてる。
- しかも左右の下あごを前後にスライドさせるように動かせる!
- マレーシアにいるセダカヘビの仲間、エダセダカヘビ――
- なんと下あごを前後に動かしてノコギリのように使う!?
- エダセダカヘビはタニシのような巻貝を食べる。
- タニシの貝殻にはエダセダカヘビが消化できないフタがある。
- 食べるとき、まず下あごを差し込んで殻からタニシの体を引きずり出す。
- その後で、下あごをノコギリのように前後に動かしてフタを切り落とす!
- そして、柔らかいところだけ食べる。
- このように、セダカヘビが特殊なあごをもつように進化したのは――
- 「巻貝を食べるようになったから……?」
- ――って考えられているよ。
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