「逃げる」より「死んだふり」の方が助かるってなんで?
「逃げる」より「死んだふり」の方が助かるってなんで?
- 答えは、マルミジンコはそうみたい。
- この話題、人間の世界じゃ熊に襲われたときの対処法でよく聞くよね~。
- 外敵から身を守るために死んだふりをする生き物は人間以外にも!
- 水中で生活する動物プランクトンのマルミジンコ類もそう。
- 外敵に襲われると死んだふりをすることが知られているよ。
- じゃあマルミジンコの場合、死んだふりをするのと泳いで逃げるの――
- どっちの方が生き残れるんだろうね?
- 東北大学の研究グループが調査したよ。
- 外敵のトンボ(アキアカネ)の幼虫(ヤゴ)に対するマルミジンコ。
- その行動と生き残る確率。
- まずはヤゴがどうやってエサの生物を見つけているのか調べた。
- するとエサが泳いでいると捕食するのに、麻酔で動かなくすると捕食しない。
- つまり、ヤゴはマルミジンコが泳いだときに生じる流れを感じて捕食してた。
- つぎにヤゴ1匹につき5~25匹のマルミジンコを同じ容器に。
- マルミジンコが食べられるかどうかを観察してみた。
- 結果、泳いで逃げようとした個体が22%の確率で食べられた。
- 対して、死んだふりをした個体が食べられた確率は4%だった。
- つまり「死んだふりをした方が有利だった」というわけね!
- (ちなみに熊に死んだふりはNGらしい。死んでても熊はそれ食べるからね)
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