『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :設楽博己
- 出版社 :筑摩書房
- 定価 :920円+税
- 発売日 :2022年1月7日
- 新書 :304ページ
- ISBN-10:4480074511
- ISBN-13:978-4480074515
『よむかも』な本のポイント
- 縄文人もピアスしてたらしい。痛そうなのになんでだろ。
- オシャレのためなら食費も耳も削れる! みたいな?
『よむかも』な本のレビュー
- 『縄文vs.弥生:先史時代を九つの視点で比較する』よむかも。
- 縄文は狩猟採集? 弥生は農耕?
- 縄文土器は複雑で、弥生土器は割とシンプル?
- そんなことさえご存じない私がここにいるよ。
- そんなわけで、縄文と弥生ってどう違うんでしたっけね?
- そんな疑問に答えるこの本。
- 最新の考古学の成果をもとに、その差異に分け入る。
- 農耕、漁労、狩猟といった経済活動から文化、祭礼、社会構造まで。
- 縄文遺跡からは土器ばかりでなく、土製の耳飾りも出てるんだって。
- 縄文時代には耳たぶに孔を開けて、焼き物の耳飾りをつける風習があった。
- 孔を大きくしながら大きな耳飾りへ、最終的にはなんと直径10センチ!?
- これは単なるファッションではなかったっていう話。
- すなわち、強烈な痛みを伴う通過儀礼だった。
- 人は痛みに耐えて大人になる。それが死と再生の物語。
- (たしかにピアスって痛そうだよね)
- (なんで痛い思いしてまでピアスするのか結構疑問だった)
- (通過儀礼なんね)
- しかし、この耳飾りは縄文で廃れたそうな。弥生時代には代わりにイレズミ。
- 戦争が盛んになって、戦士の証として出てきたんだって。
- 縄文の土偶のモチーフは女性の出産(座産)なんだって。
- 女性の象徴は土偶、男性の象徴は石棒。
- 縄文遺跡がらこれらが一緒に出土することはないそう。
- しかし、弥生時代になると、男女ペアの木偶が登場。
- これは、縄文と弥生の生業の違いに起因しているらしい。
- 縄文時代の狩猟採集では、男女の労働がハッキリと分かれてた。
- でも弥生時代の農耕では男女ともに働く場面も増えた。
- 農耕は男女共同参画事業なのである!
- な、なるほどー。
- ちな、この本は一般的というよりは専門的であるらしい。
- 読むには、途中でくじけないための覚悟がちょっと必要みたいね。
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