- 『日本化におびえる世界:ポストコロナの経済の罠』よむかも。
- 著者:太田康夫 出版社:日本経済新聞出版
- 定価:2200円+税 発売日:2021年2月25日 単行本:256ページ
- ISBN-10:4532358779 ISBN-13:978-4532358778
- 政策金利がゼロ%前後まで低下すると、金融政策の効果は失われる。
- と、景気刺激もインフレ醸成も困難になる。
- もう随分前、日本の政策金利が0.5%を下回り、事実上のゼロ金利が始まった。
- 金融政策が効かないから財政政策を繰り返す。そして公的債務も膨んでく。
- 巨額の公的債務は資源配分を歪める。低成長や低インフレを助長する。
- 日銀の異次元緩和も結局は低成長とゼロインフレを解消できず。
- 大規模な金融緩和では一時的な効果しかなく。
- 低成長をもたらす構造要因を解消しなければ……と、日本の現状が物語るが。
- もはや超金融緩和の長期化がもたらす副作用の除去に汲々とするのみ……。
- コロナ危機では、政策が大き過ぎる失敗より政策が小さすぎる失敗を避けた。
- 先進各国で企業への手厚い資金繰り支援が行われた。
- 結果、存続が難しい低収益企業にも、潤沢な資金が供給された。
- コロナ危機の終息後、本来市場から退出すべき企業が過剰債務を抱え存続――
- デフレ圧力を生み出すおそれはないだろうか。
- この本では、これを日本化の類型として「ゾンビフィケーション」と呼ぶ。
- (日本も再びゾンビ企業に苦しめられる?)
- 近年米欧でも低成長や低インフレ傾向が続く。ゼロ金利政策も長期化してる。
- つまりこの本は、米欧も日本のようになることが懸念されるってお話ね。
- (マクロ安定化政策って言われてもどーしたらいーんだろね?)
日本化におびえる世界 ポストコロナの経済の罠
【内容紹介】 コロナ危機によって厳しい現実に直面している世界経済。その対応策について先進国は口をそろえて、財政赤字の削減と景気刺激策の実施という、二律背反の経済政策が求められる難しい局面に入ることを述べています。でもこれは日本がこの数十年直...
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