『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :高瀬敦也
- 出版社 :クロスメディア・パブリッシング
- 定価 :1480円+税
- 発売日 :2021年7月27日
- 単行本 :285ページ
- ISBN-10:4295405493
- ISBN-13:978-4295405498
『よむかも』な本のポイント
- 天才じゃなくてもできるって天才が言ってるんじゃないかな。
- ――って、思っちゃうことあるある。
- そしたら読みたくなっちゃうことあるある。
『よむかも』な本のレビュー
- 『企画:「いい企画」なんて存在しない』よむかも。
- まずは著者の高瀬敦也さんってどんな人なん?
- 元フジテレビ社員、独立してジェネレートワン代表取締役。
- 「ひとを動かす」企画を世に出し続けるコンテンツプロデューサー。
- フジテレビ在籍中は「逃走中」「ヌメロン」など。
- 新しいスタイルのバラエティコンテンツを次々と送り出す。
- また、その鋭い発想や社会への視線をNewsPicks上に発信。
- 若手ビジネスマンや起業家など、業界外からも注目を集めた。
- クリアな発想をするテレビ人、異能の人、そんな印象らしい。
- (しかし実際には物静かで人見知りらしい)
- この本は、話題となった前作『人がうごくコンテンツのつくり方』の続編。
- クリエイターばかりじゃなくて、会社員などへ向けても書かれてる。
- 組織の力学に潰されず、腐らせず「企画」を世に出すための所作が示される。
- まず企画とは、アイデアではなく「決めること」だという。
- 企画とは、センスが良くて尖ってて個性的で斬新でこれまでにないアイデア?
- それは誤解、それじゃ天才しか発想できないことになっちゃう。
- 企画とは、そんなアーティストに降りてくる「天啓」のようなものじゃない。
- 企画とは「選択肢を狭めていって必ず実現させること」
- それがビジネスの世界で求められる企画――判断の連続なのである。
- オリジナルの考えに固執しない。
- 要素と要素を組み合わせたり、置き換えたり。
- そんな「決めていく」ためのテクニックは、元テレビ業界の会社員ならでは。
- 判断材料となる世間の風の読み方。
- 情報の大量インプットの仕方(テレビ番組は10倍速で見る!?)
- 企画を依頼する側、決済をする側になるミドル層以上に向けてもアドバイス。
- リスクヘッジによって企画がどんどん丸くなり、全然違うものになってない?
- 企画者の「良き共犯者」になれる企画の読み方、断り方。
- 今やどの業界でも、自分に関わってくる企画。
- 企画は天才に降りてくるものという誤解から解放されよう。
- 企画とは実現可能性十分で再現性ある「判断システム」へと再定義しよう。
- ――そんな感じの意欲作である。
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