- 答えは、左右に回転する振り子で正確な時を刻んでるから。
- 時計の基本形である「機械式腕時計」について説明するよ。
- 機械式腕時計のエネルギーのもとは「ゼンマイ」というバネなんだ。
- リューズというつまみを回すことでゼンマイが巻かれる。
- 巻いたゼンマイの反発力で歯車を動かす。
- 歯数の違う歯車を組み合わせることで、時針、分針、秒針が回転する。
- ただし、バネの反発力を歯車で伝達するだけじゃダメ。
- 反発力が消えるまで歯車が一気に回ってしまうからね。
- そこで、テンプという調速機。
- そして、1秒のもとになるリズムをつくる脱進機という歯車。
- この2つでゼンマイのエネルギーをゆっくりと利用する。
- テンプは、ゼンマイよりも細くて繊細なヒゲゼンマイというバネでできてる。
- 振り子のように規則正しい左右への回転を繰り返す。
- 脱進機と組み合わせると、ゼンマイから伝わる力を正確に秒に変換するんだ。
- 振り子は揺れの大小関係なく、ひもの長さが同じなら一往復する時間が同じ。
- (これは「振り子の等時性」と呼ばれる性質)
- 小さな腕時計には小さな振り子に相当するものが入ってるんだと理解してね。
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