人工光が植物と昆虫のつながりを壊すってなんで?

生物
  • 答えは、植物の受粉を手伝う昆虫の生活に人工光が悪影響を与えているから。
  • 近年は世界中で街灯が増えて、夜が明るくなってるよね。
  • この現象は夜行性の昆虫による植物の受粉に影響を及ぼすのでは……?
  • 人工の光が送粉昆虫と花との関係にもたらす影響とは。
  • じつは夜間だけじゃなく日中にも及んでいることが近年の研究でわかった!
  • (スイスのチューリッヒ大学などの研究グループによる報告)
  • 実験は――
  • 6つの自然草地を夜間に人工光で照らす。
  • 他の6つの自然草地は暗闇のまま設定する。
  • そこに棲む21種の植物と送粉昆虫を重点的に分析した。
  • (チョウ類やガ類、ハチ類、甲虫類)
  • 結果は――
  • 人工光によって、ある植物種では日中に訪花回数が少なくなった。
  • (訪花とは、送粉者が花を訪れること)
  • フウロソウ科の植物では訪れる昆虫の種類が変化した。
  • ガ類は夜間照明された植物への訪花を減らした。
  • 甲虫類は訪花を増やす傾向が見られた。
  • 以上のことから、夜の人工光は夜行性昆虫の活動を変化させるだけじゃない。
  • 植物と送粉者のつながり全体に悪い影響を与えていると考えられるんだ。

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