- 答えは、iPS細胞からミニ多臓器をつくり出すことに成功しているよ。
はたらくiPS細胞???
- どんな臓器の細胞にもなることができる! それがiPS細胞!
- これで近い将来、傷ついた臓器をよみがえらせる再生医療が実現する!
- ――って、期待されているよね。
- 働きが損なわれるほど傷ついてしまった臓器……だが、しかし!
- 患者さんの細胞をiPS細胞にして、必要な臓器を培養する。
- その臓器を患者さんに移植して治療しようって試みが再生医療!
- iPS細胞を望みの臓器の細胞にするってすごー!
- でも、肝臓や腎臓のような立体構造を再生することは難しい……。
- 東京医科歯科大学の武部貴則教授はこの技術の開発に取り組んでるよ。
- 教授が重要視したのは、隣り合った複数の臓器を一緒に培養すること!
- じつは、臓器の多くは隣り合った臓器と協調してる。
- そのため、たとえ立体構造をつくり出せても、さらに難しい課題が残る。
- それは、臓器と臓器の連結部分も再生しなければならないこと。
- これができなきゃ、臓器を充分に働かせることは難しい。
- 一つの臓器を立体的に培養することさえ困難なのに!
- 複数の臓器を一括して培養するって……もっと困難だよね!?
- でも、教授は受精卵が一人の人間に成長していく過程に注目!
- 一個の受精卵から臓器がつくられる過程を真似してみる――
- そしたら、複数の臓器を一括して培養できるんじゃね?
- そして、アメリカのシンシナティ小児病院と共同研究――
- 人間の体がつくられる環境を試験管内で再現。
- iPS細胞から肝臓や膵臓などの多臓器を一緒に培養することに成功したんだ!
- とはいえ、培養できたのはミニ多臓器。
- だから、すぐに再生医療が実現するわけじゃない。
- しかし、将来の再生医療の実現に向けて着実に前進していると言えそうだね!
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