- 答えは、配線パターンに問題があるときに見つけやすいから。
- 電子回路の基板は主に樹脂でできている。
- 紙やガラス繊維に樹脂をしみこませて、板状にしてる。
- これに配線のための銅箔パターンが施されている。
- じつはこの樹脂の状態では基板は薄い茶色や白色。
- でも絶縁塗料(レジスト)を塗ってる。
- これは配線パターンの保護や絶縁、はんだ付けの際の利便性を考慮した工夫。
- 板が緑色に見えるのは、このレジストの色ってわけね。
- では、なぜ他の色ではなくて緑色なんだろうね?
- それは、他の色より目視確認しやすいから。
- 例えば、基板の製造過程でパターンがショートする、あるいは切れる。
- と、その状態が一番見てわかりやすい色が緑なんだ。
- 透明だとレジストが塗布してあるかわかりづらい。
- 黒や白だとショートしているか判別が難しくなる。
- そんなこんなで緑色が普及。
- その効果で製造コストが下がると、さらに緑色が多くなったわけね。
- 今では製造品質も上がり、赤や黄、青などのカラフルなものもある。
- じつは現在の家電製品の中には茶色い基板のままのものも結構あるんだって。
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