波ができるのはなんで?

科学
  • 答えは、風や地球の公転・自転などが関係しているよ。
  • 熱い飲み物に息を吹きかけて冷ますとき、水面が揺れる。
  • 海の波ができる原理もこれと同じで、風が吹くことで海水が押されてできる。
  • これを「風浪」という。
  • 他にも波ができる理由はたくさんある。
  • 晴れていて風がおだやかなときでも波が高くなることがある。
  • その原因は数千㎞先の南の海にある台風から吹く風。
  • この風によって発生した波が、日本の沿岸にまで届く。
  • このような波は「うねり」という。
  • とがった形をしている風浪と違って、うねりは規則的でなだらかな形。
  • とはいえ、海岸沿いで突然高い波になる性質がある。
  • (人や物がさらわれることもあって注意が必要ね)
  • 海の波は風浪とうねりが混ざった状態で存在することが多い。
  • これをまとめて「波浪」と呼んでる。(波浪警報とか聞くよね)
  • あと、地球の公転や自転の関係で波が発生することもある。
  • これは「潮の満ち干」と呼ばれるもの。
  • 約半日の周期でゆっくりと海面を上下に変化させる。
  • この原因は主に2つ。
  • 月の引力によって海水が引っぱられること。
  • 地球が自転するときの遠心力で海水が外に引っぱられること。
  • それから、地震が原因で発生する波は「津波」だね。
  • 地震によって海底の地形が変化する。
  • ――と、海底の上にある海水にも変化の動きが伝わって波になるんだ。
  • 波浪の場合、風によって動く海水は表面の部分だけ。
  • でも、津波は海底から海面までの海水がすべて押し寄せてくる。
  • (つまり、波の力も大きくなる)
  • また、津波の波長は波浪の波長と比べて、とても長い。
  • (波長は、波と波の頂点の幅)
  • 波浪の場合は、ザバンザバンと岸に押し寄せては引くことをくり返す。
  • 津波の場合は、ドドドっと押し寄せてきてなかなか引かない。
  • 一口に「波」と言っても、いろんな波があるんだね。

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