- 答えは、別種の交配や特定の品種改良が疑問視されているよ。
- まず、品種改良とは。
- 人間が「ほしい!」と思った特徴を持つ個体同士をかけ合わせる。
- これを繰り返して、人間にとって優良な品種をつくり出す。
- でも、人間が勝手に生き物をつくり変えるようなことをしていいの?
- 1950年代、日本で人気があった「スピッツ」という品種のイヌ――
- でも「よく鳴く、うるさい」っていわれて急速に人気がなくなった。
- その後、優しい性格であまり鳴かないスピッツ同士をかけ合わせるように。
- 現在のスピッツは以前に比べてあまり鳴かなくなった。
- 近年では、同じネコ科動物の別種とネコをかけ合わせるようになった。
- 例えば、アフリカに生息するサーバルとイエネコをかけ合わせた「サバンナ」
- サーバルは野生動物――だから、その子が必ず人間になつくとは限らない。
- 飼い主が噛みつかれて大けがする事故が起こった。
- また、別種の交配では「繁殖能力を持たない」個体が現れることも……。
- 昔、日本の動物園でライオン×トラ=「レオポン」が展示され議論に……。
- 最近では、スコティッシュフォールドが話題になってるね。
- スコティッシュフォールドは折れ耳がめっちゃかわいい!
- ……けど、この折れ耳は遺伝性の関節の病気(骨軟骨異形成症)なんだ。
- 重い軽いはあるけど、成長とともに四肢にも症状が現れる。
- 歩きたがらない、触ると嫌がる……それ、病気で痛いのかも……。
- 愛らしいスコ座りも、じつは痛くないよう後ろ脚に体重をかけないため。
- 「一生痛みと一緒な生き物を、かわいいからってつくっていいの?」
- (「かわいいは正義」っていうけれど、正義が正しいわけじゃないみたいな)
- 動物の品種改良については、しっかり考えていかないといけないみたいね。
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