- 答えは、イヌの習性の方がネコの習性よりも人の役に立ちやすいから。
- イヌが群れで、ネコが単独で生活している習性が関わっているよ。
- イヌは群れで生活するため、最上位のイヌを中心に順位のある社会をつくる。
- そして、自分よりも位の高い個体の指示に従う性質を持ってる。
- 人間の集団に入っても同じで、自分よりも位の高い飼い主のいうことをきく。
- だから訓練次第で、盲導犬、警察犬、牧羊犬などの仕事ができるんだね。
- イヌは群れの中の順位を重んじるから、集団の中の最上位の個体を見抜ける!
- 牧羊犬だと、ヒツジの群れの最上位個体を見抜いて、この足を軽く噛む。
- と、ヒツジはかまれたくないから、牧羊犬に従う。
- これによって、牧羊犬は群れ全体を誘導することができるんだね。
- 一方、単独生活をするネコは、自分よりも上位の個体に従う習性を持たない。
- だからイヌのように仕事をすることはできない。
- けど、じつはウイスキーキャットっていう仕事をしてるネコもいる。
- ウイスキーの醸造所で、原料のオオムギを荒らすネズミを駆除する。
- ただ、これは獲物となるネズミを捕らえる本能的な行動を人間が利用してる。
- 飼い主の指示で働いてくれるイヌとは根本的に違うんだね。
- とはいえ、ネコの中にもイヌ的な性格のネコもいる。
- 例えば、サーカスで芸をするネコ。
- これはサーカスのネコが、イヌ的な性格をしているからだと考えられるね。
- 指示を聞いて仕事ができるイヌ、特技を生かして仕事をするネコ。
- じつはどちらも人間の役に立つ仕事をしてくれているんだね。
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