おもちを焼くとやわらかくなるのはなんで?

化学
  • 答えは、おもちの主成分であるデンプンが糊化するから。
  • 焼く前はかたいおもち。焼くとやわらかくなってよく伸びる。
  • パンは焼くとかたくなるのに、おもちはやわらかくなるのはなんで?
  • これはおもちの主成分である「デンプン」の性質で説明できる。
  • デンプンは、ブドウ糖が長くつながってらせん状に巻いた形の分子。
  • この分子はきっちり詰まってるから動きにくく、固い構造になってる。
  • これを加熱すると、らせんの巻き方がゆるむ。
  • そこへ水の分子が入り込み、分子全体がふにゃふにゃ動きやすくなる。
  • すると、やわらかくなる。これを「糊化」と呼ぶ。
  • 焼いたおもちや炊いたご飯がやわらかくなるのはこのため。
  • パンには、デンプンだけでなくグルテンという物質が多く含まれてる。
  • パンを焼くと、グルテンは丈夫な網目に変化する。
  • おもちと違って、パンが焼くとかたくなるのはこのグルテンのため。
  • ちなみに人間の体は、糊化してやわらかくなったデンプンしか消化できない。
  • 栄養として吸収するためにも、加熱して糊化させることは必要なんだね。

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